ハーフは不動の滝自然広場オートキャンプ場をスタートし、東へ林道を登ります。途中でシングルトラックのトレイルに変わり、さらに尾根上に出るところでは急な山の斜面を登ります。スタートから550m以上登り終えたら尾根線上の林道に出て、その尾根上を北上します。スタートから約6.5km走ったところで峠を越える林道と交差します。そこがミニエイド１。給水のみ可能です。
ミニエイドからは無双連山の麓を走る林道を北に進みます。細かなアップダウンとカーブが続く、楽なようでなかなか大変な区間です。文沢の集落付近で10km地点を超え、その先にエイドステーションがあります。水や川根茶の給水、地元の食材やバナナなども食べられます。
エイドステーションからは無双連山への登山道を登ります。区間の中でもっとも厳しい登りが続きます。登山道では途中からトレッキングポール等の利用を禁止します。標高差450mを一気に登り、尾根線上に出ると、そこは南北朝時代の山城跡。山の上なのに平坦な空間が広がります。城跡の両脇にはときどき展望が広がり、市街地や大井川対岸の大札山などの紅葉した峰々を楽しむことができます。本コース中もっとも危険な痩せ尾根である「犬戻り」を過ぎたところで再び林道へ戻り、高山まで進みます。ここからはポールの利用が可能です。
高山までの林道上では寸又峡方面の峰々を見ることができ、高山では天気が良ければ富士山を望むこともできます。高山にはミニエイド２があり給水可能です。ミニエイド２からはトレイルと林道を乗り換えながら一気に標高を落とし、ゴールを目指します。山を出る最後の部分は急な下りの森の中を下ります。疲労と焦りでけがをしないよう注意してください。国道に出たらゴールはすぐそこ。小長井の集落を通り抜け、大井川に架かる川根大橋のたもとがゴールです。
フルのコースはさらにこのコースを逆走し、不動の滝自然広場オートキャンプ場を目指します。山の入り口などで往路とコースが分かれている場所もあるので、誘導看板や係員の指示に従ってください。フルではハーフゴールと復路のエイドステーションに関門を設けます。制限時間に間に合わない場合は関門でリタイアとなります。

※お詫び
スタート位置の変更や安全上の理由でコースの一部を変更したこと、さらに正確な地図と機材で再測量を実施したことにより、募集要項で案内したコースデータよりもコースが短縮、縮小してしまいましたことをお詫び申し上げます。初めての大会開催のため、各方面との調整が必要であった事情をご理解いただき、ご容赦たまわりたく存じます。ただ数字上はマイルドになりましたが、コースそのものはタフでテクニカルでそして楽しいコースになっておりますので、マウンテンマラソンらしさをご堪能いただけることを切に願っております。 コースディレクター　小泉　成行